前回のあらすじ
シンガポール最終日、チャンギ空港直結の「JEWEL」で世界最大級の屋内滝「レイン・ボルテックス」の光と水のショーを鑑賞し、旅の締めくくりに感動を味わいました。その後、出国手続きを経て帰国の途に就きました。
今回の旅は、記憶に残るような30代の幕開けにしたいと今年の元旦から企画してきたので、一大プロジェクトが終わったような感じがしますが、
30歳にして初めて知れたことも数多くあったので、それを活かして、30代を飛躍させて行こうと思います。
記憶に残る30代の幕開け
結果として、当初の目的通り、【記憶に残る30代の幕開け】になりました。
今回の旅程は以下の通り。
10/26 YOASOBIライブ
10/27 成田空港へ[移動]
10/28 クアラルンプールへ[移動]
10/29 クアラルンプール市内の観光
10/30 シンガポールへ[移動]
10/31 セントーサ島
11/1 シンガポール市内を観光・成田空港へ[移動]
11/2 自宅へ帰宅
移動が多く、5日でマレーシアもシンガポールも回るというハードなスケジュールとなりましたが、
その分、得られたものも大きかったと思います。
全体的に振り返って
今回のひとり旅を振り返って全体的に感じたことは以下の通り。
・iPhoneは現地の電波を拾うと、時間設定を自動でしてくれて、カメラのシャッター音も消える(シャッター音は日本や韓国だけの仕様のようです)
・Googleマップが使える国なら、目的地さえ入れればどこにでも行ける。
・入国審査に顔認証が導入されていて、13年前と空港が変わっていた。
さらに自分の英語力は、
・伝えるときに咄嗟に単語が思い浮かばない
・耳から入ってくる英語の音が言葉として認識できない(簡単な言葉でも2〜3回聞き直さないと理解できない)
という課題を抱えていることも明らかになりました。
いずれも、英単語と思考の紐付けがない状態だと思いますので、
・YouTubeでCNNなど英語のニュースを1日1回見る
から始めてみようと思いました。
マレーシアで感じたこと(まとめ)
まずマレーシアに降り立って電車に乗った際に、コインのような形をしていた切符に驚きました。
また、現金でしか買えない券売機も多く、不便さを感じ、外国人観光客にとってはクレカでタッチ決済して完結する方が使いやすいのだと感じました。それと同時に、キャッシュレスを含めたデジタル化は、グローバル化と同義だと実感しました。
日本では法律による規制の影響で、まだ解禁されていないライドシェア(Grab)を体験してみましたが、
ドライバーも評価され、公開されているのも心強く、さらに事前決済なので、メーター(走行距離)で金額が上がっていくのを心配しなくてもいいのは、心地のいい体験でした。
イスラム教のモスクでは、宗教の奥深さを実感しました。
「自分はどこからきて、自分は何者で、何を目的に人生を過ごし、死後、どこに行くのか」
これらを合理的かつ客観的に教えてくれるのが宗教であり、心の拠り所になるのだと、宗教についての理解が深まりました。
UNIQLOの値段が日本より少し高い印象を受けました。これは円安だからという理由ではなく、ドルに換算しても日本よりマレーシアの方が高くなっていることから、マレーシアにとって日本製は質が高く、少しお金を払ってでも買う価値のあるものということだと感じました。
質の高い製品で溢れている日本国内は、安くてもいいものを買える最高の環境なんだと気付かされました。
マレーシアのナイトマーケットでは平日の夜でも賑わっていて、経済成長していて、景気が右肩上がりの国は街全体が明るいのだと実感しました。
その一方で、道端で投げ銭を求める人や、病気のある子どもを地面に寝かせて支援を得ようとする人もいて、経済成長の背面には、貧富の差が広がっていることも痛感しました。
マレーシアからシンガポールに向かうフライトのチェックインが激混みで、人生で初めて「close」されて、予定していた便に乗り損ねてしまいましたが、別の便を取り直して予定を調整してなんとかなりました。
シンガポールで感じたこと(まとめ)
シンガポールに到着すると、ゴミがなく、街が綺麗で、東京に戻ってきたかのような感覚になりました。
また、駅は基本的に屋内の構造になっていて、切符はなくクレジットカードのタッチ決済で乗車でき、かなり便利でした。
セントーサ島を訪れ、そこで第二次世界大戦の資料館もあり、日本人として歴史を知っておくべきだと思い、じっくり見学し、第二次世界大戦で日本軍が何をしたのかを学ばせていただきました。
またセントーサ島にはビーチもあれば、アトラクション、水族館、アスレチック、プールもあり、さらにはUSSやカジノまで揃っていて、ここに来れば楽しいことが揃っているという感じで、外国人観光客からすると外せないスポットだと感じました。
次来る時は誰かと来たいなとも思いました。
カジノに始めて入ってみましたが、高額なレートにも関わらず、平然と楽しんでいる様子を見て、自分の貧しさを痛感し、「10秒で$10消費しても楽しむことができるぐらい稼いでいる人が世界にはたくさんいる」ことを目撃しました。
マリーナベイサンズの屋上の一部エリアから、シンガポールの街並みを一望させていただきましたが、そこから世界貿易の要所である「マラッカ海峡」を通過する世界中のコンテナ船を確認でき、世界の流通において今でも港が重要な役割を果たしているのだと知りました。
最後にシンガポール市内の観光で特に印象に残っているのが、チャンギ空港のJEWEL(ジュエル)ーー。
中央に巨大な噴水があり、夜になると1日2〜3回ショーが見られますが、このショーはtrip.com のスポンサーによって提供されていました。
空港という場所で、trip.com を利用している旅行者も多く、旅行者は素敵なショーが無料で見れて、trip.com は潜在顧客にアプローチできるという三方良しのVIP戦略が垣間見れました。
日本と違った文化や景観に触れることで、多くの学びがあり、とても有意義な5日間になりました。
結果として、当初の目的通り、【記憶に残る30代の幕開け】になりました。
そして、海外にいくきっかけとなった「失われた30年で何を失ってきたのか」という疑問に対しては、
「30年前には既に、今のシンガポールと同じような綺麗で先進的な街並みが完成していて、
街並みや生活レベルでは何も失っておらず、ただ僕がカジノで痛感したように個人レベルでは世界の中で貧しくなっている。
これを【失われた】と表現するなら、個人の努力でまだまだ取り戻せる」
という回答を得ることができました。
既に世界の中で見ても、快適で豊かな生活レベルを手に入れているので、政治に対して何か文句を言うよりも、
個人レベルで世界と戦っていく覚悟を持って、30代を走り抜けて行こうと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんにとっても有意義な内容になっていれば、望外の喜びです。